こんにちは (。・ω・)ノ゙ 前回ありがたくご好評いただきました、『失敗しない中古機械の選び方』ですが
今日は 《 part2 実際の購入 リフト編 》として、記事を書いてみようと思います。
ご興味のある方はお付き合いください。今回も長文ですよ~( *´艸`)
まず、リフトとまとめて言ってしまいますが、様々なメーカーや用途に応じた種類がたくさんあります。
メーカーとしては国産リフトではビシャモン、バンザイ、アルティアなどが有名ですね🙂
中古で取り扱う商品としては、ほとんどが上記のメーカーの商品となります。
その理由としては、・部品供給があり、メンテナンス対応が可能 ・・これが1番の理由です。
海外製品の故障、メンテナンスにはまず「交換部品の供給がない」「あっても取り寄せにかなりの時間がかかる」
など中古で販売した場合、お客様に迷惑がかかることが多いんですね😓
また、ほとんどが日本車を取り扱うお客様にとって、海外製品は微妙に使い勝手が悪かったりもします。
次にリフトの種類ですが、大きく分けて2種類あり、その中でも細分化されます。
1.柱系リフト・・・ 2柱、門型、アーチ型、4柱リフトなど
まずリフトとして思い浮かぶのがこちらのリフトだと思います。また、日本での販売台数も圧倒的に多いのが
2柱リフトですね。多くの整備工場に設置されています。
こちらの柱系リフトのメリットといえば、
・設置費用が安価で済むこと・・
床面がコンクリートであればアンカー止めで設置可能ですので、工事費用が安く済みます。
・下回り作業やエンジン、ミッションの積み下ろし作業が容易・・
リフトアップにアーム先端のポイントだけで支えるため、いろいろな作業に適している。
反対にデメリットといえば、
・屋内の天井高が高くないと設置できない・・
一番低い2柱でも最低約3mの天井高が無ければ柱を立てることができません。
・工場内のスペースに障害がある・・
使用していない時も柱が邪魔になり、車両の取り回しや通行の妨げになる。
それぞれメリット、デメリットがあります。そのほかにも2柱は車高制限がないとか門型は足元にベースが
通らないため、床面がフラットでキャスター物の使用に適しているとか、
細かいことを言えば沢山特徴がありますので、弊社にて販売する場合は細かくお客様のご要望を聞き、
マッチングのご提案をさせていただいております。😊
2.埋設型リフト・・・パンタ式、Zリンク式、ドライブオン型、シリンダー型など
埋設式リフトの代表機種 ビシャモントータスリフト
このリフトが埋設型では一番低価格で、人気の機種です。
個人ガレージユーザー様にとってベストな機種でもあります。
アーム付きの埋設型リフト バンザイ Zイーグルリフト
アーム付きによって、トータスリフトで対応しにくいトラックやRV、4駆など
幅広く対応が可能になります。
車輌全般に対応するドライブオンタイプ ビシャモン マルチユースリフト
埋設式リフトの中でも上位機種のドライブオンタイプ。セッティングなしでリフトアップできます。
4柱と似たような使用法ですが、埋設フラットタイプですので工場スペースもフルに活用できます。
その他シリンダータイプのリフトは撤去と設置に高額な費用が発生するため、
中古では取り扱いをしておりません。
これらの埋設型リフトのメリットは
・収納時には床面がフラットになり障害物がない・・
床面収納され完全フラットになりますので、狭いスペースでも有効に活用できます。
・アームのセッティング不要のため、クイックなリフトアップが可能・・
2枚のボードでボディ下面を支えるため、リフトアップまでの時間が早く作業性が良い
・柱がなく任意の位置で止められるため、天井の低い場所にも設置が可能
上昇位置は任意の位置で止めて作業できます。個人ガレージユーザー様の場合、天井高が3m以下の場合が
多いため、こちらのタイプなら設置が可能となります。
反対のデメリットは、
・埋設用のピット工事費用が必要・・
価格面では本体価格に別途土間工事費用が発生するため、全体のコストがアップする
・車輌の下回りがボードで隠れる部分があり、重作業には不向き・・
作業範囲が狭くなるため、重作業には柱タイプのほうが有利で、長期滞留車輌の場合は柱系リフトのように
最上段に上げておいて、下に車をもう一台停めるというような2段駐車の使い方がができません。
どうでしょうか?簡単な違いや特徴をピックアップしてみましたが、細かい仕様の違いや特徴など
挙げればまだまだあります😅😅
それと、個人ユーザー様の場合は最大の問題が・・
それは、上記のメーカーや主に流通しているリフトはほぼ100%が『3相200V』の電源が必要です!
これを個人のガレージに設置して使用するためには2つの方法があります。
・動力線の引き込み工事と契約をして使用する (工事費用が約10万円前後、基本料金月々最低2000円~)
・インバーターを使用し、100V電源を3相200Vに変換して使用する(インバーター機器代約5万円前後)
電気代のコストの優劣で言えば、動力契約>インバーター となり、
初期費用額で言えば、動力契約<インバーター に軍配があがります。
リフト以外の代金に大体10万円程度余分に必要になるのと、さらに入口の高さが低くてトラックで搬入が
できない場合にはフォークリフトなどの使用料金(5万円~7万円程度)が必要になります。
長年リフトを販売しておりますが、個人のお客様には毎回この問題が立ち上がります。😪😪
『自分の家を建ててガレージで趣味で車をいじりたい』
そんな夢を描いても、費用、コストの問題で泣く泣く諦める方もいらっしゃいました。
何かできないかと検討を重ね、ついに『家庭用電源100V仕様のパンタグラフリフト』を開発しました!
これで中古のトータスリフトを買う時に比べ、10万円以上安く、しかも新品!が導入できます。
弊社オリジナル商品となりますので、下記のリンク先ページでご紹介しています。
埋設式パンタグラフリフト【LMS-301】動力不要!家庭用100V仕様
少々宣伝となってしまいましたが、リフト選びには下記のポイントを掴んでおくと良いと思います。
1.リフトを使用する対象車両が何か? 軽四/普通車/RV/トラックなど
2.使用する目的は何か? 軽作業(タイヤ、オイル交換など)重作業(ミッション、エンジン、足回りなど)
3.設置場所のスペースは十分か? (設置範囲、天井高など)
4.使用環境はどうか? (商業仕様、個人的趣味など)
上記のポイントで絞っていけば、どのリフトが購入対象になるのか決まってくると思います。
その先は前回同様となりますが、まずはご相談ください。
最適な1台をアドバイス、ご提案させていただきます。
まだまだ、中古リフトの整備ポイントや選び方など書き足りないことが沢山あるのですが、
少し長くなりすぎるので、またの機会にご紹介させていただきます。
次は『タイヤチェンジャー、コンプレッサー』編を予定しています。
よろしければまたお付き合いください。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた~😉
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